
ウルトラファインバブルのミストが最高に気持ちいい!
とか言いながら、現在はミラブルzeroを使っている私ですが、「zeroも使いたい!」と思わせたのがミラブルplusのミストでした。その洗浄力と気持ち良さに「まだまだ化けるな」と感じたからです。
メイク落としや洗顔料のすすぎが驚くほどスッキリしてるし、洗顔料なしでも余分な皮脂を落とせる。めちゃ便利。
なにより気持ち良さがたまらん!!
ただ、ミラブルplusはとても個性的なシャワーヘッドなので、求めるものが違うと満足できないかもしれない。そんな「ちょっと気になった点」も含めてレビューしていきます!
INFORMATION
ミラブルプラスは生産を終了しました。多くの正規代理店でも販売を終了しています。現行モデルはミラブルzeroと世代別ミラブル(爽・潤・艶)です。
関連リンク
ミラブルplus:概要
日本製
正規価格 | 税込44,990円 |
ファイン バブル量 1ccあたり | ■ミストモード ウルトラファインバブル2000万個 マイクロバブル2400個 ■ストレートモード ウルトラファインバブル70万個 マイクロバブル6000個 |
水流の数 | ミスト、ストレート、 ミスト+ストレート混合 |
節水効果 | 約50% ストレート1:ミスト2の場合 |
サイズ※1 | 全長210mm 重量194g トルネードスティック含む |
ヘッド角度 | ハンドルに対して70度 |
製品保証 | メーカー保証1年 |
メーカーも製造も日本という安心感。日本製なら良いというつもりはないですが、やっぱり初期不良やトラブルは少ないと思います。
重量は軽量級。水道水の塩素量を減らす専用カートリッジを付けても194gの軽さ。手持ちでも全然疲れません。かといって水圧負けするほど軽いわけでもなく、扱いやすいです。

スペックで残念なのはファインバブルの生成量。
後継モデル(ミラブル潤)の方がウルトラファインバブルが多くて値段も安い。生産終了になるのも仕方ないですね。
ミラブルとミラブルplusの違い
ミラブルplusの前に発売されたのがミラブル。ミラブルplusは2代目です。
本体はまったく同じもので、違いはトルネードスティックという専用カートリッジが有るか無いかだけ。

トルネードスティックはシリーズ共通で使えるので、ミラブルにトルネードスティックを付ければミラブルplusになります。


本体は同じ
トルネードスティックの効果
- 水道水の残留塩素を約80%低減
- ウルトラファインバブル増量
- 節水効果アップ
肌の刺激を抑えたい人、美容でミラブルを使いたい人に必須のアイテムです。ミラブルplusは購入時に1個付いています。
ミラブルplus:外観
キラキラして高級感のある外箱。ファインバブルのイメージ?

付属品

- トルネードスティック
- オーナーズカード
- 取扱説明書&保証書
- 取付方法
- ゴムパッキン

正規代理店以外で買った人は、付属品が揃っていなかったそうです
本体にはシリアルナンバーが刻印されています。保証書とオーナーズカードにもシリアルナンバーがありますが、それぞれ別の番号です。本体と保証書のシリアルナンバーが違っても偽物ではありません。というより本物こそ桁数も番号も違います。

不正防止のため4桁目以降は塗りつぶしています

すべて違う番号です
保証書は取扱説明書の最後のページにあります。保証書にシリアルナンバーが印字されていないと、メーカー保証は受けられません。

非正規品は本体のシリアルナンバーが削られていたり、保証書が切り取られていたりするそうです
オーナーズカードの番号でオーナー登録ができるのですが、面倒なので登録していません。登録だらけの日々に疲れました。メーカーに問い合わせたところ、オーナー登録しなくても保証は受けられるそうです。
かっこ良くないけど邪魔にもならないデザイン

口コミを見ると「高級ヘッドなのに見た目が安っぽい」と厳しい感想を見ます。ラメ入りのスケルトンボディに、もっさりしたヘッドの先端。安っぽいと感じた人の気持ちも理解できます。
見た目より実力重視な私の感想は「変わった形だけど良くも悪くもない」でした。悪目立ちせず、ただそこにいる感じです。

ひっそりとした佇まい。どんな浴室にも合いそうだし、壁が古くなっていても浮かなさそう。
でも、ミラブルzero以降はスケルトンではなくなったので、まあまあ評判は悪かったのかもしれません。
ミラブルplus:取り付け

今まで使っていたシャワーヘッドを外してミラブルに交換します。ここでプチトラブル。1分でできるはずの作業に1時間もかかってしまいました。
その原因は固着。シャワーヘッドとホースの接合部が水垢で固まり、うんともすんとも微動だにしない。

こんなときは輪ゴム。輪ゴムを巻いて滑り止めにし、さらにゴム手袋を装着して力いっぱい回す。結果は惨敗。
これしか方法を知らないので早々に手詰まり。ネットの情報に頼ります。
TOTOのホームページに載っていた「タオルを巻いてプライヤーで回す」方法。楽そうだけどプライヤーを持ってないからパス。(持っていることを忘れてた)

次は「タオルを巻いて金具の部分をカナヅチで叩く」という荒業。衝撃を与えると外れることがあるそうです。でもこの子は賃貸の備え付けシャワー。壊してはいけないと力が入らず失敗。
ようやく外せたのが「お湯をかけて金具を膨張させる」理科の実験的な方法。「お湯って何℃?」と独り言を言いながら、火傷しない程度に熱いお湯を3回ほど掛け、ググっと回したら外せました。お湯の代わりにドライヤーでもいいそうです。ひとまずホッとしました。

アドバイス:購入前に今のシャワーヘッドが外せるか試してね!

買ってからだと焦るから
ミラブルplus:レビュー
ミラブルplusを使ったレビューです。
持ちやすい
ハンドル部分はやや細め。手のひらが小さく、指が短い私でも持ちやすい。石鹸がついても滑りにくいです。

手のひらが大きいとギュッと握れないかもしれませんが、女性や子どもが持ちやすい太さです。
節水型でも水圧は十分
※音が出るのでご注意ください
節水型シャワーということで水圧が心配でしたが、まったく問題なし。むしろ強く感じました。
お湯の出る穴を少なくして密集させることで、節水しながらも水圧を落とさない仕組みのようです。

すすぎに必要な勢いは十分あります。
ミストは癒やし効果をアピールしたい
ミラブルplusで1番気に入っているのがミストです。

肌あたりが優しくて癒やされる!
シリーズNo.1の優しさです。(その優しさがデメリットになる話も後で紹介)
空気の層が顔をやんわりと圧迫、そこにミストがサーっと降り注いできます。この感覚を伝えるのは難しい。不思議な心地よさです。真正面から浴びても呼吸は普通にできるので、息苦しさはありません。
肌に当たるとチクチクするのもミストの特徴です。これはミストが肌に浸透するときに感じるものですが、軽いイタズラみたいな刺激で気持ちいい。
ミラブルplusのミストは、ウルトラファインバブルの洗浄効果よりも、癒やし効果をアピールできたら満足です。
チクチクする理由は?
『ミラブルのミストは水流が非常に細かく肌への浸透性が高いため肌にチクチクする感覚があります。ミスト水流が肌に浸透していることに起因している結果となります。』
メーカーへ問い合わせた返答より
顔に直当てしても大丈夫

美容ではタブーとされるシャワー洗顔ができるのもミストの魅力。霧状なので水圧の心配がなく、水温はすぐ下がるので、肌に刺激を与えずに洗顔できます。これがなかなか便利。
すすぎ残しが減るし、ウルトラファインバブルの洗浄効果で毛穴までスッキリ&さっぱり。メイクをしてなければ、洗顔料なしでの洗顔もできる。ミラブルのミストは本当に優秀だと思います。
頭皮が気持ちいいストレート水流

顔以外の全身に使うのがストレート。ふつうのシャワーに近い水流です。
水圧を落とさずに節水できるように、吐水穴が狭い範囲に集中しています。そこから一気に吐水するので、水量を減らしてもあまり勢いが弱まりません。


ストレートはミストほどの感動がなかったですが、頭皮に近づけると、マッサージ器のような心地いい刺激を感じられるのが魅力。

ミラブルzeroはさらに気持ちよくて、完全に癖になってます
それとすすぎパワーが優秀。皮脂もシャンプーの泡もスッキリと洗い流せて、髪が軽くなります。洗髪前に予洗いしておくと、シャンプーの泡立ちが良くなりますよ。
ボディソープを減らしたら「乾燥」と「かゆみ」が減った
せっかくファインバブルのシャワーを使うのだから、ボディソープを使う部位を減らしてみました。脇の下、足の裏、股など匂いが出やすい場所以外で。湯シャンのボディ版です。

結果、ボディソープを使わなくなった部位は、冬の乾燥と粉吹き、かゆみが減りました。石鹸と塩素の刺激が減っただけでなく、肌本来の保水性が上がったからでしょう。
毎年かゆみが辛かったので、とてもいいことを発見できました。冬だけでも石鹸レスをぜひ試してみてください。

もちろん、zeroでもやってます!
ミラブルplus:気になったところ
ミラブルplusを使って気になったところ、気になる人がいるかもしれないところのレビューです。
ヘッド角度が垂直寄り
ミラブルplusは、ヘッド角度(吐水角度)が垂直寄りな点に注意が必要です。普通のシャワーヘッドほど下を向いていません。ミラブルplusはハンドルに対して70度です。

右:ミラブルplus 約70度
上の画像のとおり、少し上の方に向かってお湯が出ます。シャワーフックの角度を調整してこの状態なので、角度調整ができないシャワーフックだと使いにくいと思います。


不満な声が多かったため、ミラブルゼロは50度に改善されました。
シャワーフックの角度が変えられない場合は、「クリタック シャワージョイント」などで角度を変えると使いやすくなります。
優しすぎるミストは勢いが弱い
ミラブルplusのミストは優しすぎるため、体についたボディソープの泡を洗い流す勢いがありません。さらにミストが細かすぎて、空気に触れるとすぐに冷えてしまい、冬は体に近づけないと寒いです。

ミストとストレート水流を同時に出すことで多少は改善できますが、両方の良さも半減してしまいます。

「ミストの勢い弱い問題」もzeroで改善されました
トルネードスティックの買い替え費用
トルネードスティックは消耗品です。中の亜硫酸カルシウムは徐々に劣化し、およそ2~3か月くらいで交換となります。

下:50日後 量が減り変色している
こうなると塩素低減効果が減り、水圧も落ち始めます。さらに、ヘッド内部で目詰まりする可能性もあるため、カートリッジごと買い替えです。中身だけの交換はできません。
肌にも節水にも良いですが、1個3,190円します。買い換えたくなければ、カートリッジを外しておきましょう。
メーカーによってはアダプターが必要
シャワーホースのメーカーによっては、ミラブルのネジと合わない場合があります。その際はアダプターを別で用意しなければいけません。
ミラブルのネジ規格:G1/2
アダプター不要
KAKUDAI・TOTO・INAX・SANEI・YuKo・LIXIL
アダプター必要
KVK・MYM※Oリング付・LIXIL※Oリング付

ミラブルzeroと世代別ミラブルはアダプター同梱なので自分で用意しなくても大丈夫
関連リンク
まとめ
「シャワーヘッドにここまでお金を使っていいのかなぁ」と不安にもなりましたが、肌も髪も質感が上がり、かゆみが減っただけで十二分な価値があったと思います。
そしてミストの癒やし効果。まるで義務のようにこなしていたシャワーですが、その中にちょっとした楽しみの時間ができたのも良かったです。
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