
ミラブルplusのミストにハマったことがきっかけで、2022年にミラブルzeroを購入。使用歴3年を超えました。シリーズとしての使用歴は4年超え。中堅ユーザーです。
2024年には世代別ミラブルが発売されましたが、特に買い換える理由がないのでzeroばかり使ってます(気にはなってるけど)。
2025年時点でミラブルzeroは最上位モデルです。メーカーはランク付けしていませんが、公式サイトに載っているレーダーチャートからなんとなく見当はつきます。

大阪・関西万博で使われているのもミラブルzeroです。

※各数値はミラブルplusの各作用を3とした場合
参考:https://i-feel-science.com/mirable/
ミラブル爽・潤・艶は、バランスより一部の特徴を尖らせた人を選ぶ機種。zeroは高いスコアでバランスが取れている人を選ばない機種です。
見た目も水流もクセ強なzero。ずっと使っていても、100%満足しているわけではありません。「ココはダメだなぁ」ってところも含めてミラブルzeroをレビューしていきます。
30日間の返品保証+ギフト券付き
ミラブルzero:外観・付属品
外箱は硬くてかなり丈夫。クールで高級感があり、キラリと光るロゴがかっこいい。プレゼントにしても恥ずかしくないです。

外箱とは対照的に箱の中は質素。箱の中を見るのなんて最初だけだし、無駄に装飾して値段が上がるより良いです。見ためは質素ですが、配送中に中身がガタガタ動かないように保護はしっかりされています。

付属品と簡単な解説

付属品の内容を見る
- G1/2ネジチェッカー
zero本体やトルネードスティックのネジがシャワーホースに適合するかチェックできる - アダプターセット(3種類)
zero本体やトルネードスティックのネジサイズが合わなかった場合に使う - ストレーナー
水道水に含まれる不純物から目詰まりを防ぐ - Oリング
水漏れを防ぐリング(S-20は予備) - トルネードスティック
亜硫酸カルシウムが水道水の残留塩素を約80%低減 - オーナーズカード
メーカーに登録するとお得情報などが届く。登録しなくても問題ない

正規代理店以外で買うと付属品が足りない(抜き取られている?)ことがあるそうです
斬新なデザインの本体。一見すると庭の水まきに使うシャワーのよう。ゴツイ系のグッズが好きだとハマるかもしれません。


浴室に設置するとなかなかの存在感。嫌いじゃないけど、テンションが上がることもないです。
ミラブルzero:スペック
製造国 | 日本 |
税込価格 | 49,390円 |
本体サイズ | 220 x 110mm |
本体重量 | 約350g |
水流 | 1. リングストレート 2. スプラッシュストレート 3. トルネードミスト ※1と2、2と3は同時出しOK |
ウルトラ ファイン バブル量 | リングストレート 約2,000万個/cc |
スプラッシュストレート 約2,000万個/cc | |
マイクロトルネードミスト 約3,000万個/cc | |
塩素低減効果 | 約80%低減 ※要トルネードスティック |
一時止水機能 | あり |
日本国内で製造しているのはミラブルのメリットの1つ。日本企業が企画と販売をしていても、製造は海外というシャワーヘッドは多いです。
ミラブルzeroを選ばない理由として、サイズを挙げる人も多いと思います。実際にシャワーヘッドとしては大きくて重い部類です。さらに、トルネードスティックを装着すると一段と大きくなります。

トルネードスティック装着後
長さ28cm、重さ374g
レビューのところでお話しますが、大きさと重さは慣れるのであまり心配しなくてもいいと思います。とはいえ、個人差もあるし、慣れるかどうかは実際に使ってみないと分からないこと。
なので、ミラブルzeroは返品保証のある正規販売店での購入をおすすめします。
ミラブルzero:交換と取り付け

購入前にシャワーヘッドがホースから外せるか確認しておきましょう。取り外し可能なタイプでも水垢が固着して外せない場合があるのでチェックした方がいいです。

ミラブルplusのときに焦りました
取り外しさえできれば、ミラブルzeroへの交換は簡単です。
- 使用中のシャワーヘッドをホースから外す
- トルネードスティックをホースに装着
※トルネードスティックなしでも使えます - Oリングを付属のリングに交換してストレーナーを入れる
※ストレーナーを使う場合 - トルネードスティックとホースを繋げる
※トルネードスティックなしの場合はホースと本体を繋げます
ストレーナーとは
水道水に含まれる微細なゴミをキャッチするフィルターで、シャワーヘッドの目詰まりを防ぐ効果があります。装着しなくても使用できます。
文字にすると難しそうですが、1分もかからない簡単な作業です。
アダプター
シャワーホースのメーカーによってはミラブルzeroのネジと合わない場合があります。でも大丈夫。アダプター同梱です。日本国内のメーカーならほぼ大丈夫だと思います。

アダプター不要(そのまま取り付け可)
- TOTO、INAX、LIXIL、SAN-EI、KAKUDAI
※LIXILはアダプターが必要な機種あり
アダプターが必要なメーカー
- MYM、KVK、LIXILの一部
ミラブルzero:レビュー

ミラブルzeroのレビューです。
大きさと重さは慣れる
口コミでよく見る「長い」「大きい」という感想。実際に一般的なシャワーヘッドと比べると大きくて、トルネードスティック(水道水の塩素を減らすカートリッジ)を装着するとさらに大きくなります。
トルネードスティック装着後のサイズ
長さ28cm、重さ374g
トルネードスティックなし:22cm、350g

使い始めは重みを感じましたが、疲れるほどの重さではなく自然と慣れました。逆にこの重みのおかげで、水量を増やしても本体がブレない気もします。
ただ、筋力が弱っている人や小さな子どもには使いにくいかもしれないので、重さが気になる人は世代別ミラブルの潤(うる)か艶(つや)を選ぶ方が良さそう。
持つところはやや太めで波型をしています。賛否両論ありそうな形状ですが、指にフィットして持ちやすいです。

水流は優秀!
シャワーで最も重要なのが水流。個性的すぎて使い始めは違和感がありましたが、すぐに「いろいろ考えられているなぁ」と思うようになりました。
ミラブルzeroには3つの水流があります。
よく使うのはスプラッシュストレートとトルネードミスト。リングストレートは人によって使い方が違いそう。
水流の切り替えは先端を回すだけ。ボタン式と違ってスムーズで硬くないのがいい。

トルネードミスト

ミラブルの代名詞ともいえるのがミスト。最もウルトラファインバブルが多く、洗浄効果ナンバー1の水流です。
肌に当たると軽くチクチクとした感覚があってこれがまた心地いい。ミストは洗浄力をアピールすべきかもしれません。実際に洗顔で使うと驚くほどさっぱりします。でも、個人的にはリラックス効果で推していて、無駄に顔に当てているときがよくあります。
ミストは体から40cmくらい離すと冷たくなり始めます。ミストってそういうもので、冷たくならなければそれはもうミストではなくただのお湯。冬は体に近づけてHOTミストに、夏は体から離してCOOLミストにするのがお気に入りです。

ミストは癖になる!
スプラッシュストレート

普通のシャワーに近い水流で、洗髪や体の洗い流しに使います。
一般的なシャワーヘッドよりも吐水穴が少ないので、節水シャワーの弱点だった水圧の低下を感じません。洗浄範囲は狭くなるものの、十分な水圧と洗剤のぬめりがサッと落ちる優れもの。特に洗髪で違いを感じます。
お湯の出方も特殊で、2本の水流を1本にするという素人には理解できない仕組み。これが不思議で、優しく滑らかな肌あたりになるんです。吐水盤を間近で見たら、上手いことできてるなぁと感心しました。

ただスプラッシュストレートは、別のシャワーを使って初めて良さが分かるのが弱点。旅行などで普通のシャワーを使うと、すすぎに時間がかかるし、さっぱり感も弱い。ここでようやく「ミラブルzeroすごいな」と気づけます。
リングストレート

メーカーの意図とは別に、掃除で活躍しています。ミラブルplusで口の中を洗う人が多かったことから搭載されたそうですが、私は口には使わなくなりました。
この水流はかなり水圧が強いので、口の中に使うなら水量を減らして水圧を下げないといけません。でも、水量を減らすとガスの安全装置が作動してしまいます。不意にお湯が水に変わる。これが使いにくくてダメでした。
ただし、浴室の溝やすき間の掃除には便利。広がらない水流なので、ピンポイントで洗剤をすすげる。節水にもなるし、浴室清掃に使うのが最適解な気がします。

マッサージ感覚で頭皮に当てるのも気持ちいいですよ
使う人には便利な止水ボタン(クリックシャワー)

止水ボタンはスライド式。作りがシンプルすぎてカッコ悪いけど、シャワー使用中でもスムーズに止められます。見た目よりも使いやすさを優先しているところがミラブルらしい。
ところでこの止水ボタン、押しても水が完全に止まるわけではありません。ポタポタ程度ではなく、トトトトトトくらいの勢いで水が出てきます。
シャワーホースの破裂や給湯器の故障を防ぐために、あえて水を出して水圧を調整しているとのこと。不良品や故障ではありません。

スライド式の止水ボタンは配管に優しいらしいですよ
ミラブルzeroで感じた変化
ミストを使えば脱・洗顔料も可能
洗顔料を使わなくても、ミスト洗顔でさっぱり。
ミストを顔に当ててから軽くさすると、意外と皮脂を洗い流せてます。適度な油分も残っていていい感じ。
ミストを当てる時間を長くすれば、さらにしっかりと皮脂を落とせます。その代わりカサカサになるので、適度な時間を見つけるのがポイントです。

メイクを落とすときはクレンジング剤を使ってくださいね
髪がサラサラになる
髪も頭もサラサラで軽い!
ウルトラファインバブルが髪と頭皮の汚れを浮かせて洗い流すため、シャンプーの効果が高まった気がします。すすぎまでしっかりできるので、髪の毛の1本1本がサラサラです。

頭が軽い!
水道代とガス代は節約できる
水の量はシャワー以外で使う方が多いので、水道代がどれくらい安くなったかの比較はできませんが、ミラブルは節水型シャワーなので、シャワーの時間が同じなら節水できます。
各水流の節水率
- トルネードミスト 約60%
- スプラッシュストレート 約15%
- リングストレート 約40%
節水すると温める水の量も減るので、ガス代も節約できます。
我が家は夫婦2人でシャワーだけで済ますことが多いです。水道とガス合わせて年間15,000円~20,000円くらいは節約できていると思います。
ミラブルzero:気になったところ
「ここはダメだなぁ」と思ったことをご紹介。
トルネードスティックの買い替え費用
トルネードスティックとは、水道水の残留塩素を低減するカートリッジのこと。これ、消耗品なんです。
中に入っている亜硫酸カルシウムが塩素を減らすのですが、これが徐々に劣化していくんですよね。そして約2~3か月くらいで交換。その費用は1個3,190円なり。

右:新品のカートリッジ
トルネードスティックを付けると水質が滑らかになって水の味も変わります。確かに効果は出ているので、塩素による刺激を減らしたい人には価格以上の価値があるかもしれません。
とは言っても高いものは高い。わが家ではトルネードスティックを使わなくなりました。

劣化したまま使い続けると目詰まりの原因になります。使用をやめるなら外しておきましょう。
凸凹と溝の多さにイラっとする理由
ミラブルzeroは凸凹や溝が多い。これがくせもの。
水垢かピンク汚れか分かりませんが、ここに茶色っぽい汚れが出やすい。前に使っていたplusやハローキティバージョンは汚れなかったのに、zeroは出やがる、溝に。

特に止水ボタンのすき間。ここは特に発生しやすい。わが家は止水ボタンを使わないので、なおさらイラっとしてしまいます。

1か月に1回くらい洗剤で掃除するか、普段からササっと水洗いする習慣があれば防げることですが、シャワーヘッドの掃除って忘れません?分解できるならいいけれど、分解できないくせに溝多過ぎです。
ミラブルzero:購入先

ミラブルzeroは株式会社ミルキーウェイ(Webサイト名ミルキーセレクション)で購入しました。ミラブルの製造元である(株)サイエンスの公式通販サイトです。
正規の販売店ならどこで買ってもいいと思います。その中でミルキーウェイを推す理由は、30日間の返品保証とギフト券が特典になっているからです。不定期でセールを開催することもあるので、1度チェックしてみてください。

僕が買ったときは返品保証もギフト券もなかったから悔しい…
まとめ
いろいろ書いてきましたが、結局のところミラブルzeroを使っている理由は「ミストが好きだから。」
高いし、デカイし、溝が茶色く汚れるしと、ダメなところもありますが、それを全部帳消しにしているのがミストです。
しばらく顔にサーッと当てたあと、「ぷはぁ」ってなるときが最高に気持ちいい!1日の疲れを飛ばしてくれます。
レビュー記事なので少しでも気づいたことを書いてきましたが、本当は1行で終わらせられたんです。
「ミラブルzeroはミストが気持ちいいです」
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